今回インタビューをさせていただくのは、2024年2月22日(木)にダッシュエックス文庫より**『なりすまし聖女様の人生逆転計画』が発売となった片沼ほとり**です。
片沼ほとりは第12回集英社ライトノベル新人賞IP小説部門で本作にて入選。また、ストレートエッジが主催するプロットコンテストでも受賞を果たし、電撃文庫での刊行準備を進めています。
デビュー作となる本作は、孤児出身という出自のせいで不遇な人生を送る女魔術師のアリシアが、悪友マリーヌのサポートを受けて聖女になりすまし人生逆転を狙う、ファンタジーガールズコメディです。困難に振り回されるアリシア、それを支える(?)悪友のマリーヌ、その他個性的なキャラクターたちが繰り広げるコメディが魅力となっています。

軍隊に所属する女戦士・アリシアは、他の軍人たちから差別的な扱いを受けていた。孤児出身にもかかわらず、軍でもトップレベルの魔力を持っていたからだ。 ある日の戦場で、上官の嫌がらせで単騎出陣を命じられたアリシアは、敵の待ち伏せにより危機に陥るが…
今回は、表紙にも並んで登場しているアリシアさん(右)とマリーヌさん(左)にお話を伺います。
――まずは、それぞれ自己紹介をお願いします。
アリシア:アリシアよ。特技は魔術、趣味は食べることと寝ること、特に好きなのはお肉とお酒ね。元々は軍人だったけど、今はいろいろあってフロール王国の聖女を務めてるわ。……中身が私だってことはみんなに秘密だけど。
マリーヌ:アタシはマリーヌで、アリシアさんの親友ッス。アリシアさんが聖女になってからは、交信魔術を通じてアリシアさんのなりすまし聖女生活をサポートしてるッス。アリシアさんが魔術担当でアタシは頭脳担当ッスね。
――マリーヌさんから親友という言葉が出てきました。お二人は古くからの知り合いなのですか?
マリーヌ:初めて会ったのは八歳の時ッス。アタシのいた孤児院にアリシアさんが移ってきて、そこからすぐ仲良くなったッス。
アリシア:……まあ、そうね。年齢とか、生まれてすぐ捨てられたところとか、お互い境遇も似てたし。
マリーヌ:アリシアさんは孤児院を卒業して軍に入ったッスけど、なんだかんだそれからも関係は続いて、もう十年以上の付き合いッスね。紛うことなき親友ッスよ!
アリシア:親友ねぇ……。
――何か不満そうですが、アリシアさんにとってマリーヌさんはどんな存在ですか?
アリシア:マリーヌを一言で表すなら……敵よ。
マリーヌ:え~~、ひどいッス!
アリシア:何にも間違ってないでしょ、ホントあんたといるとロクなことにならないし、無茶苦茶なことさせられるし……。せいぜい悪友、良く言っても腐れ縁ってとこかしら。縁の切り時を逃したわ。
マリーヌ:悲しいッスよ。アタシはこんなにアリシアさんのことが大好きなのに。
アリシア:あ、でも、家に行ったら毎回美味しい料理を出してくれることだけは感謝してる。
マリーヌ:アタシの家はレストランじゃないッスよ?

――それでは、マリーヌさんにとってアリシアさんはどういう存在ですか?
マリーヌ:そりゃあもちろん、おもちゃッスね。
アリシア:……よく私に文句言えたわねあんた。
マリーヌ:アリシアさんは面白いんスよ。いろんな魔術が使えて、アタシに言わせれば何だってできるッス。足りないのは魔術を活かすための頭だけッスね。
アリシア:そろそろぶん殴って良い?
マリーヌ:つまり、アタシと組めば不可能はないッス。
――すごい自信ですね。二人は今までどんなことをやってきたんですか?
マリーヌ:色々やってきたッスよ~。野生の熊と戦ったり、孤児院の先生たちを落とし穴に嵌めたり、あとは――
アリシア:待ちなさいよ、全部あんたにやらされたことなんだけど。今回の聖女なりすましもそうだし。
マリーヌ:いやあ、あれを思いついたときは我ながら興奮したッスねぇ!
アリシア:私はただただ呆れてたけどね。

――本題となるなりすましの話が出てきました。まず質問ですが、聖女とは何なのでしょうか。
マリーヌ:簡単に言うと神の遣いッス。フロール王国では百年に一度、天界から聖女を召喚する『聖女召喚の儀』が行われるッス。聖女は知性と魔力に優れ、国をより良い方向に導くとされてるッス。実際に偉業を成し遂げた伝承も数多くあるッスよ。
アリシア:で、本当は予定通り聖女様が召喚されるはずだったんだけど……。
マリーヌ:まずアリシアさんを戦争で死んだことにして、容姿やら何やらを大改造したッス。あとは儀式の時に聖女召喚の魔術をアリシアさんが破壊して、あたかも自分が召喚されたように見せかければ、もう誰も本物じゃないと証明できないッス。

――まんまと聖女になりすましたわけですね。しかし、そもそもどうしてそんなことを?
マリーヌ:もちろん、そっちの方が面白そうだからッス!
アリシア:私を騙しといて元気に言ってんじゃないわよ。
マリーヌ:冗談ッスよ。これもアリシアさんのことを思ってのこと、いわば愛情ッスね。
アリシア:どこが???
マリーヌ:元々はアリシアさんが言い出したんスよ。孤児だからって迫害される軍での生活に疲れ果てて、もっと楽しい生活がしたいって。だからアタシが提案したんス、魔術を駆使して聖女になりすませば、孤児なんていう肩書きともおさらば。人生バラ色ッス!
――まさに人生逆転を狙った計画なわけですね。聖女のフリをし続けるのは大変じゃないですか?
アリシア:その通りよ。これも後から聞かされたけど、バレたら死刑だし。なんなら召喚された直後に偽物だと見抜かれそうになったしね。
マリーヌ:ああ、ハルバーの件ッスね。

マリーヌ:でもあの時だって、アリシアさんの力でなんとかなったじゃないッスか。
アリシア:そうだけど……あんな綱渡り、何回も続かないでしょ。
マリーヌ:アリシアさんの魔術の腕があれば大丈夫ッスよ。いざというときはアタシも助けるッスから。
アリシア:本当にいざという時しか助けない、の間違いでしょ。

マリーヌ:アタシじゃ不満ッスか? なら、アリシアさんのことが大好きな専属メイドのローズに頼ればいいッス。
アリシア:……あっちはあっちで厄介なのよね。

――偽聖女生活は一筋縄ではいかないようですね……。それでは最後に、お二人の今後の目標を教えてください。
アリシア:ここまで来たらやってやるわよ。どうせバレたら死刑なんだし、全力で聖女生活を楽しんでやるわ。
マリーヌ:アタシはまあ、面白ければなんでもいいッス。
アリシア:あんたは私の味方でいなさいよ! やっぱり殺そうかな。
マリーヌ:いいんスか? 政治経済に教養、聖書の知識、そしていざというときの機転、失って困るのはアリシアさんッスよ?
アリシア:………………これからもよろしくね。
――本日はありがとうございました。
<了>
仲が良いのか悪いのかわからない、幼馴染の二人が暴れ回る本作。なりすましの行き着く先を、どうぞその目でお確かめください!
<取材・文:片沼ほとり>
……と、いうわけでね。(我に返る)
及川さんがラ○ベの素パロディでセルフインタビューをやっていたので真似したくなったんですが、そのままやるのも芸がないので、キャラクターにインタビューしてみました。パロディのパロディです。
(背徳メシも本日2巻が発売! 要チェックですよ!)
これを読んだ出版社・ラノベ関連サイトの関係者の皆様、インタビューのご依頼お待ちしています!もちろんインタビュアーとしてのオファーでもいいですよ!(よくない)
「なりすまし聖女様の人生逆転計画」は2024/2/22から、全国の書店やネット通販で絶賛発売中です!試し読みは公式サイトからどうぞ。

それではまた。
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